通貨の21世紀

November 1, 2018

「マウントゴッグスでビットコインが盗まれた」という報道を覚えているでしょか?
ほとんどの人は「ビットコイン」なる仮想通貨がどのように取引されているのかを知りません。
 
クレジット、交通、コンビニ、ショッピング、今や支払いに対してポイントが与えられて、次の支払いに使えるのが当たり前の時代。結果様々なポイントカードを持ち歩くことになり、少々面倒でもあります。
このポイントはお金なのかと云うと、換金はしないことになっているようで、支払ったところで次の支払いに使えるものでした。
 
交通機関やスーパー、コンビニが発行するカードには、現金を情報に変換・記録(チャージ)して、運賃や商品の支払いに利用する電子マネー機能があり、小銭を持ち歩かなくて重宝します。コンビニで支払いをするとポイントが付与されて、1ポイントが1円の電子マネーとして利用できます。しかし、通貨に交換してもらうことはできません。
VISAが発行するIDやピタパカードは、チャージすることなく、支払った電子マネーを後からクレジットで支払うポストペイ方式。買い物でポイントを貰って、さらにクレジットでポイントを貰う。うまく組み合わせれば5%程度のポイントが付与されます。
 
支払いだけでなく、アンケートに答えたり、サイトを検索したり、資料請求するだけでポイントを付与するものもあり、キャッシュバック的なポイントでは無く、労働対価的なポイントであるため、お小遣いとしてせっせと稼ぐ子供もいます。なぜなら、別のポイントに「交換」してコンビニの支払いに使うことでき、そして今や銀行口座へ現金として送ることもできてしまう。
通貨はそもそも価値の保存を目的としており、それを保障するため国家が発行するもの。ポイントは通貨では無いのですが、通貨に換金できてしまっている現状、あたかも通貨のような振る舞いをしています。
 
ビットコインはインターネット上で流通する新たな通貨制度のようなもの(仮想通貨)であり、国によってその対応は異なりますが、日本政府もはビットコインを金融庁の監督下に置き、実質通貨(仮想通貨)として認可。
ビットコインの発行量が上限に達する21世紀半ば迄に、世界はビットコイン(ブロックチェーン)の下に共通通貨として一元運営されるのか、はたまた新たな仕組みを生み出すのか、何れにしても通貨と交換できるポイントも仮想通貨とも交換可能で、通貨、仮想通貨、ポイントの交換において、手数料ビジネスが既に生まれています。
 
支払いで付与されるポイントも、もはや通貨みたいなものと私は思いますが、皆さんは如何でしょうか。

 

 


竹村太佑(経営・情報戦略アドバイザー)
 http://prof.kobe-city.jp/


 

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