• 竹村太佑

プレミアム“キャッシュレス”フライデー


経済産業省とキャッシュレス推進協議会は、4月26日のプレミアムフライデー以降、10連休ゴールデンウイークを「キャッシュレスウィーク」と名付けて、大規模キャンペーンを行なう。

鉄腕アトムの「GO CASHLESS 2020」(ゆくぞ、キャッシュレス)という掛け声の元、官民あげてのキャッシュレス推進。

但し、今回は国の予算ではなく、キャッシュレス推進協議会と会員各社が費用負担。

コンビニで進むキャッシュレス。利用者としては不満もある。

アプリを起動するのは財布の用意と同じとしても、コンビニのwi-fiが遅いのか、ポイントのバーコードが開かなくてイライラなんてことも。

プレミアムフライデーだからコンビニに行くわけでもなく、サラリーマン御用達の立ち呑みは大概キャッシュのみ。先行実施の3月にはキャンペーン割引が15~17時の時間限定、サラリーマンには関係無いプレミアムタイム。

利用者もその利便性がいまいち理解できずにいるキャッシュレス、販売者である小売店などの小規模事業者も同じこと。

決裁手数料無料、振込手数料無料、果ては1%還元と、決裁事業者が赤字運営。当然ながらテレビコマーシャルだけを真に受けてたら「話しが違う」と云うことに。

GAFA発祥、IT先進国アメリカでは、先日フィラデルフィアが市内でのキャッシュレス店舗を禁止。これにニュージャージー州が続き、 ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴなど、他の都市でも検討中。

理由は「銀行口座を持っていなかったり(人口の6.4%、約840万人)、銀行の残高が不足しているユーザーに対して差別的となる可能性がある」として。

キャッシュレス店舗だったはずの「Amazon Go」も現金が使えるようにするとのこと。

平成から令和、インターネット普及から成熟への時代の転換期。

庶民の暮らしと先端技術、地域や個人(年代)のリテラシーとその恩恵、格差は拡くばかりのように思います。

竹村太佑(経営・情報戦略アドバイザー) http://prof.kobe-city.jp/

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