• 竹村太佑

ようこそ夢の世界へ


スマホ、タブレット、パソコン、スマートバンドに至るまで、情報機器(IT : Information Technology)は通信(C : Communication)でつながるICTで多様なサービスが可能になりました。今やスマートバンドのアラームで朝起こされ、駅の改札を通り、コンビニで買い物をし、仕事の予定を見て、やることをチェックし、「帰るよ」と家に電話できる。

情報機器や通信は24時間眠らず動いてはくれるけど、人はそうはいかない。

睡眠が必要。

そもそも何故睡眠が必要かが解明されつつある21世紀。睡眠も単に一定時間眠ればいいのではなく、その質も問題。スッキリ起きれる朝もあれば、ベッドにへばりついてるような朝。コトンと眠りに落ちる夜に、ランランと目が冴えて一向に眠れない夜。

眠りの目的やサイクル、深さ、夢など、脳のメカニズムが解き明かされつつある中で、かつて首までしか無いとない思われてたリンパ管が、実は脳にもつながっていたと発見された21世紀。

手足や内蔵の各機関は、個々の機能として活動し、脳がこれを統合的にヒトシステム(状況を把握し、判断し、その経験から改善し、推論し、予測する)として活動する。陸軍、海軍、空軍がひとまとまりになって行動をとるたの、統合参謀本部としての頭脳。

仕事としての個々の作業の中で、ルーチンワーク(推論や予測が必要無い、ある程度決まった一連の動作)は「機械的作業」であり、ICT(プログラム化されたシステム、ロボット)が代替して省力化、自動化されてきました。そして推論、予測が必要な、ヒトの書いた文字や顔、動きなどの「認識」が、プログラムでは無く「学習」するAI(人工知能)によりヒトシステムと同じ「知的作業」を行う時代に来ました。

ヒトは経験から知識を得て、それを脳に蓄積し、必要に応じて検索して利用します。私たちは意識的にこの蓄積と検索は出来ず、無意識の内にこれを行っています。「あれよあれ・・・」と憶えとかんといかんと思ったコトは憶えてるのに出てこない(蓄積されているのに検索できない)。記憶のメカニズムとしてのニューラルネットワークや夢(情報整理)との関連、細胞や伝達物質(分子構造)が解明されつつありますが、どこまで脳は機能向上できるのか、はたまた人類は進化できるのか。

ヒトは文字を発明し、記録する紙、共有する印刷技術を発明し、現代社会では電子化によりハードディスクや通信回線で膨大な情報の記録、共有が行われ、脳にすべてを蓄積する必要は無くなりました。そして、世界のどこかから蓄積情報を探す「検索」は、社会における重要な機能となり、「Hei、Siri ・・・」と云えばヒトに代わって「これはどう?」と、「検索」した情報を基に推論して「提案」までしてくれるAI(人工知能)を発明しました。

「Alexa、ミルク注文しといて」と云えば、夕方には自宅にミルクが届く。出張先から「Hei、Siri、帰ります」と云えば、家族に「帰ります」メッセージを送り、帰宅ルートと次の電車の時間をスマートバンドに表示する。

かつては地図から経路考えて、時刻表見て、時間を計算し、電話をかける。どれだけの時間が短縮されることか。そしてどれだけの情報の蓄積と検索をしなくて済むようになったのか。

次の世紀、ヒトはまだ夢を見るのでしょうか・・・。

竹村太佑(経営・情報戦略アドバイザー) http://prof.kobe-city.jp/

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