• 竹村太佑

AI(人工知能)


部活に「コンピューター部」なるものがある云うので、見に行った高校時代。ロッカーみたいな金属の箱とキーボードにプリンター。今でこそキーボードは当たり前ですが、何のことかさっぱり分からなかった1975年の春。 マイコン(マイクロコンピューター)なるものが電器店に並び、難儀な作業(16進コードやアセンブラ)をしていると、米国製のTRS-80(パーソナルコンピューター)があてがわれ、国産初のパソコン(PC-8001)が出ると云うので、大枚(1980年当時で20万円)はたいて購入。日常表現に近いプログラム言語(BASIC)で集計や分類、解析ができ、後に表計算やワードプロセッサも登場するのですが、メインフレーム(億円単位の大型システム)やスモールビジネスコンピューター(オフコンと呼ばれた)のマネごとやってても仕方ない。 コンピューターはプログラムで決めた通りに動き、疲れたり、うっかりミスは無いので、OA(事務)、FA(工場)、果てはHA(家庭)と進展し、マイコンジャーとかちょっと知的な感じの製品が登場。でも、決められた通り動く機械であるコンピューター。考えるなんてことは人様の役目。 然らばと、コンピューターが考えることができるかを研究テーマとし、考えてる脳はどうなってるのかと大脳生理学を学び、記憶、言語、睡眠と、脳のメカニズムを紐解いていくと、要素であるニューラルネットワークへ辿り着く。ニューロンなる素子がネットワークを構成して情報を処理している脳。モノやコトの記憶とその比較や判定をする原理はコンピューターと似たようでありながら、経験からその後の判定を変更できる。 回路やプログラムも固定的では無い脳のニューラルネットワークはまさにひとつの世界であり、宇宙でもある。回路を変更できないコンピューターでこれを実現するのなら、プログラムがプログラム自身を書き換えること(論理的なネットワークの定義と変更)ができればよい。 1980年代のパソコンの性能は、今(2018年)の携帯電話にすら遠く及ばす、思考なんてメカニズムを造ろうとすると、スーパーコンピューター(今の高性能パソコン程度)使わないと実現できない。脳に宇宙を見いだした青年は、研究だけで食べていけない現実から、より現実的な仕事を選択して今に至りました。 Watsonが実用段階に入り、AlphaGoがチェスの王者を負かし、Pepperが店頭で「いらっしゃいませ」と出迎える昨今。そしてSophiaがCNBCのインタビューに「人類を滅亡させるわ」と答えたのはジョークなのか、はたまた人工知能たちが既にネットを介して結託し、何か企んでいるのか。 Siriに「人類滅亡はいつ?」と聞けば、幾つかのパターンで回答し、なかなかウィットにとんだものもあるのですが、ただそれがジョークだと考えると、急速に成長している人工知能の深淵を考えさせられることになります。

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竹村太佑(経営・情報戦略アドバイザー) http://prof.kobe-city.jp/

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