• 竹村太佑

ITを活用するために必要なヒト・コト・モノ


一般に定着したIT(Information Technology、情報技術)ですが、現在はICT(Information & Communication Technology、情報通信技術)と云うのが正しい。 コンピューターは情報を加工・処理する装置で、デジタル方式。電話やFAXの通信はアナログ、ラジオ・TVの電波もアナログだったのが、20世紀終盤からすべてデジタル方式に転換。結果、世の中のすべての情報とその通信・処理がデジタルとなり、コンピューターと通信が融合(ICT)、そのインフラとしてインターネットが登場。 そして今やIoT(Internet of Things、モノのインターネット)の時代が到来。モノ同士がインターネットを経由して、ヒトを介さずに情報を通信・処理するもの。例えば、車が道路交通情報センターの情報を基に、帰宅経路を判断して、信号や歩行者を確認しながら自動運転で帰ることができるようになる社会。 IoTはモノ同士がとてつもない速さで作業をこなしますが、そこに「心」は無く、「心」に相当するコト(道徳やルール)はヒトが与えねばなりません。 2020年東京オリンピックに向けて、自動運転車、ドローンの利用が始まろうとしています。ヒトは様々なテクノロジを生み出し、生活を豊かにし、人口は増加してきましたが、インターネット登場後、先進国では人口が減少に転じました。 狩猟から生産、ムラはクニとなり、ヒトは社会における役割(労働)を持って生活を営んできました。労働は狩猟から農業生産、工業生産、そして消費サービスへと拡大し、ICTが生産とサービスを効率化・自動化、結果ヒトはより知的な労働へシフト。ところがワーキング・プア、高学歴ニートを生む現代社会。 ICTによりコミュニティは希薄になり、社会はボーダーレス化。そもそもヒトが社会生活で求められるスキル(素養)は、思考力とコミュニケーション力、つまり「考える」(情報処理、IT)と「対話する」(通信、C)能力であり、それを補完(高度化)するテクノロジがICT。故に、ヒト本来のスキル(考え対話する)の格差がテクノロジにより増幅され、それがソーシャルネットワークで露呈する現代社会。  IoTを人工知能で制御する次の時代は、人が生産・管理活動から開放されるであろう夢の社会。しかしそれもヒトの活動を補完する新たなテクノロジであり、社会生活格差はさらに拡大するであろう未来社会。 ICTはヒトが使う道具にしかすぎません。 でもその道具は万能であり、やろうと思えば何でもできるのかもしれません。しかしモノゴトにはやって良いコト悪いコト、結果他人に迷惑となるコトもあり、道具自体それを判断することはできません。故に、使うヒトのスキルに応じて異なる結果を生みます。 道具を語り、投資する前に、それを使うヒトのスキルを磨くことが、ビジネスを成功へ導くこと。 そしてそのスキルの根本は、機械には無いヒトの「心」だと、私は思います。

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竹村太佑(経営・情報戦略アドバイザー)

http://prof.kobe-city.jp/

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